24.フィランソロピー

会話

①スピーチコンテスト準備会
心身堂では、毎年、外国人を対象とした日本語スピーチコンテストを開催している。優勝者には奨学金支給される。

(スピーチコンテストの担当者が集まり、入江の司会で打ち合わせが行われている)
入江:まず、今年のスピーチコンテストの概要から確認します。竹内さん、お願いします。
竹内:はい。えーと…、参加資格は、18歳以上30歳未満の外国人であることです。今年のテーマは「国際化社会で自分らしく生きる」。制限時間は5分以上8分以内です。本選は、7月の第3土曜日に、東京白銀ホテルで行います。
東:あのう、本選に参加できるのは何人ですか。それと、本選までの選考過程について確認させてもらっていいですか。
入江:分かりました。えー、本選の人数は15名を予定しています。例年とおりですね。
竹内:本選までの選考ですが、ホームページに、今年のテーマと応募要項をアップロードし、所定の書式にしたがって応募してもらいます。その際、テーマに沿ったスピーチ原稿を添付してもらうことになっています。その原稿をもとに第1次選考を行い、本選に参加する15名に絞り込みます。
大沢:確認ですが、本選の審査方法は昨年と同じなのでしょうか。
入江:えーと、どういうことですか。
大沢:昨年の本選では、優勝者と準優勝者は同点だったと聞きましたが、優勝者はどのように決まったんでしょうか。
入江:たしか…、昨年は年齢が上の人を選んだと思いますが…。
大沢:それって、どうなんでしょうか。年齢で優勝者を決めてしまうのは。
東:わたしも同感です。年がちょっと若いというだけで、奨学金がもらえないというのは気の毒ですし、その決め方は安易に過ぎるように思います。
入江:東さんのご意見はごもっともですが、若い人にはまたのチャンスがあるということで、昨年はやむをえず…。
東:でも、逆に若いからこそ、支援してあげるという考え方もあると思いますが…。
大沢:そうですよ。例えば、同点なら、2人とも奨学金を出すというのは無理なんでしょうか。
入江:なるほど、そういう方法もありますね。うーん、この件、検討課題とさせてください。
……

新出語彙1

フィランソロピー[名] 公益活动
いりえ(入江)[专] 入江
たけうちきょうか(竹内京香)[专] 竹内京香
おおさわなおと(大沢直人)[专] 大泽直人
あずまエリカ(東~)[专] 东艾丽佳
かくれんれん(郭蓮蓮)[专] 郭莲莲
しきゅうする(支給~)[名・サ变他] 支付
ほんせん(本選)[名] 决赛,正式选拔赛
とうきょうはくぎんホテル(東京白銀~)[专] 东京白银饭店
かてい(過程)[名] 过程
れいねん(例年)[名] 往年,例年
ようこう(要項)[名] 要点,重要事项
アップロードする[名・サ变他] 上传,上载
しょてい(所定)[名] 规定,指定
しょしき(書式)[名] 格式
てんぷする(添付~)[名・サ变他] 添上,附上
どうかん(同感)[名・サ变自] 同感,赞同




课文

②スピーチコンテスト本選
 東京白銀ホテルで、心身堂主催の日本語スピーチコンテストの本選が開かれている。

(中国人の郭蓮蓮がスピーチする)
皆さん、こんにちは。わたしは、郭蓮蓮と言います。中国の大連出身です。3か月ほど前に日本に来ました。現在、アルバイトをしながら日本語学校に通っています。

まず、わたしと日本語の出会いからお話したいと思います。わたしは日本のアニメがすきで、小学生のころから、インターネットやVCDなどでよく見ていました。最初は中国語の吹き替えで見ていたのですが、そのうちに日本語の音声で見るようになりました。当然、初めのうちは、全く日本語を聞き取ることができませんでした。それでも、毎日のように繰り返していると、次第に日本語に耳が慣れてきて、自分でも台詞に合わせて発音してみるようになりました。そして、なんとなくですが、意味も分かるようになりました。わたしにとって最初の日本語の先生は日本のアニメだったといってもいいかもしれません。

その後、日本の漫画もわたしの先生になりました。やはり、最初は中国語の翻訳だったのですが、やがて日本語版を入手して読むようになりました。平仮名はあまり読めませんでしたが、絵や漢字を頼りに、どうにかストーリーを理解することはできました。こうして頻繁に漫画を読むうちに、日本語の文字にも自然になれていきました。今考えると、漫画には擬声語がたくさん使われていて、ストーリーの理解にとても役立っていたように思います。例えば、ドアをノックする「トントン」や「ドンドン」、食器が割れる「ガチャーン」、大きな岩が転がる「ゴロゴロ」、人が走っている「ダッダッダッ」などです。

このように、わたしは、日本語の音声はアニメで、日本語の文字は漫画を通して親しむようになっていました。でも、話すほうはほとんどできませんでした。そこで、日本語を話せるようになりたいと思い、中学と高校の外国語は日本語を選択しました。さらに、高校卒業後は、大連にある語学学院に進み、日本語を専攻しました。これは、アニメやマンガを通して日本語に出会っていたわたしにとっては、ごく自然の選択でした。

このころから、アニメや漫画をもっと楽しみたいという単純な気持ちに加えて、将来、社会に出た時に、日本語ができたほうが有利だという考えを持つようになりました。中国語と日本語を使って仕事がしたい。日系の企業に勤めて、高い給料をもらいたい。そんな欲が出てきたのです。

しかし、日本語を学んでいくうちに、徐々に、わたしの中で日本語に対する思いが変わっていきました。中級レベルの日本語が身に付けば日常会話にはほとんど困りませんが、一方で、日本語でコミュニケーションが図れるようになると、文法的には正しいけれど、日本語らしくない言い方や、日本人はそんなふうに言わないというようなことが分かるようになりました。例えば、目上の人への言葉のかけ方です。一度、ある先生に、「先生は英語がなかなかお上手ですね。感心しました。」と言って、すごく不愉な顔をされたことがあります。日本語では、目下が目上を直接ほめることは失礼な発言になるということを知らなかったのです。また、日本人のお宅に招かれて、お土産を持っていった時のことです。「おいしいお茶をわざわざ買ってきました。どうぞ飲んでください。」と言って渡したのですが、こういう時は、渡す側が「わざわざ」とは言わないと指摘されました。「たいしたものではありませんが、お召し上がりください。」などと言ったほうがいいということでした。こうした経験を通して、日本語という言葉を学ぶことは、日本文化そのものを学んでいることだと気づいたのです。

でも、逆のことも言えます。中国人のわたしが日本語を学ぶというのは、中国の文化を日本語で発信することでもあります。日本に来て、こんなことがありました。わたしは、あるイタリア人の留学生と出会い、親しくなりました。彼女とわたしはとても気が合い、いっしょに勉強したり遊びに出かけたりして、現在も交流を続けています。陽気な彼女といると、いつも楽しい時間を過ごすことができます。もちろん、わたしたちの共通語は日本語です。日本語を通して、日本人や日本のことを語り合うだけでなく、わたしが知っている中国のことを話すこともあれば、彼女が身振り手振りを交えてイタリアのことを話すこともあります。いろいろ話すうちに、彼女は中国のことに興味を持つようになったと言ってくれました。わたし自身もイタリアの人々や文化に親近感を持つようになりましたし、イタリア人に陽気な人が多い理由もなんとなく分かったような気がします。こうやって、わたしたちは、日本語で、お互いの情報を発信したり受信したりしていたのです。大げさに言えば、日本語を介して双方の文化を交換していたのかもしれません。

言葉を学ぶということが、こんなにも奥深いものだとは思ってもみませんでした。言葉を学ぶ。そこには、その対象となる言葉の背景にある文化を知るという面があり、一方で、自分の国の文化、つまりわたしの場合は中国の文化を発信しているという面もあることを、身をもって学びました。そして、わたしについて言えば、日本に来て、イタリア人の友達との出会いがあればこそ、このような体験ができたのだと思います。

中国にいたころに比べ、この3か月間、日本で生活したわたしは大きく変わったような気がします。日本に来る前は、日本語というツールをブラッシュアップして、何かしら現実の利益につなげたいという思いでいっぱいでしたが、日本で生活しているうちに、日本語は、わたしにとって、単なるツールではなくなってきました。日本語が分かる人となら、日本語を介してお互いの理解を深めることができます。わたしは、もっともっと日本語を勉強し、もっともっと多くの日本人や外国人と親しくなり、お互いの国や文化について語り合いたいと思います。1つの言葉を通してその国の文化を知り、さらにその言葉を学ぶ多くの外国人と知り合い、その交流の輪を広げていく。こんな小さな国際交流を大切にし、深めていく。それが、わたしの「国際化社会で自分らしく生きる」なのです。

最後になりましたが、本日、このような機会を与えてくださった関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

清聴ありがとうございました。

新出語彙2

にほんごがっこう(日本語学校)[名] 日语学校
ブイシーディー(VCD)[名] 视频光盘
ふきかえ(吹き替え)[名] 配音
せりふ(台詞)[名] 台词,道白
どうにか[副] 好歹,总算;设法
ストーリー[名] 故事情节;故事
トントン[副] 嗵嗵
ドンドン[副] 咚咚
ころがる(転がる)[动1自] 滚转,倒下;扔着
ゴロゴロ[副] 咕隆咕隆;轰隆轰隆
ごがくがくいん(語学学院)[名] 外语培训学院
ちゅうきゅう(中級)[名] 中级
ぶんぽうてき(文法的)[形2] 语法上
ふゆかい(不愉快)[形2] 不愉快,不高兴
めした(目下)[名] 晚辈;部下
ようき(陽気)[名・形2] 开朗,爽朗;欢乐
かたりあう(語り合う)[动1他] 谈论,交谈
みぶり(身振り)[名] 姿势,动作
てぶり(手振り)[名] 手势
まじえる(交える)[动2他] 夹杂;交,交换
こうやって[副] 这样
じゅしんする(受信~)[サ变他] 接收信息
かいする(介~)[サ变他] 通过……;介于……之间
そうほう(双方)[名] 双方
ブラッシュアップする[名・サ变他] 刷新,复习
なにかしら(何かしら)[副] 某种;不知为什么,总觉得
たんなる(単なる)[连体] 只,单,只不过
せいちょう(清聴)[名] 倾听,安静地听

ガチャーン 哐啷;嘎噔
ダッダッダッ 哒哒哒
みみがなれる(耳が慣れる) 听惯,听熟
よくがでる(欲が出る) 有……欲望
きがあう(気が合う) 投缘,合得来
みぶりてぶり(身振り手振り) 指手画脚
みをもって(身をもって) 亲身,亲自
~版 ~版




对话解说1

1 .场景设置及表达
"①演讲比赛筹备会"的登场人物是事业部的入江(40岁)、竹内(30岁),总务部的大泽(38岁)和广告部的东(27岁)。即使是同一公司内的人,如果来自不同部门,则关系不一定亲密。本课的出场人物都使用敬体,就是因为他们分属不同的部门。本篇的设置即为关系疏远人士之间的会话。

本课名为“フィランソロピー”。这个词本意为仁爱、博爱、慈善等,现代用来指企业对社会的公益活动。一般认为,企业为了得到社会的认可,不仅要从事经济活动,为社会做公益活动或提供慈普捐款也银重要。本课的场景设景是心身堂的社会公益活动一一向日语学习者提供奖学金、向接收留学生的大学提供资助等,作为其中一环,主办了日语演讲比赛。

另外,“フィランソロピー”也可视为包含了“メセナ”(高级第8课),在社会公益活动方面,两者没有明显区别。

本選までの選考過程について確認させてもらっていいですか。
うーん、この件、検討課題とさせてください。

2.使役形式与“やりもらい”相结合的表达方式 [表示请求允许]
"使役形式+てください"、"使役形式+てもらう/ていただく+ていいですか/てよろしいですか"的形式表示有礼貌地向对方请求尤许。其中"使役形式+てください"是直接请求允许,而"使役形式+てもらっていいですか"、"使役形式+ていただいてよろしいですか"是委婉地请求允许,其中,"使役形式+ていただいてよろしいですか"的礼貌程度最高。
△今度の出張、わたしに行かせてください。
(下次出差让我去吧。)
△今日、早退させていただいてよろしいですか。
(今天我可以早退吗?)
上例中的“~させていただく”(初级第48课,中级第12课)
表示因某事受到恩惠的事实或心情,不过由于礼貌程度高,如今即使不需要对方允许的场合也经常使用。
△来月、学会で発表させていただくことになりました。
(下个月我要在学会上发表。)
△本日、進行役を務めさせていただく山田と申します。
(我姓山田。请允许我来主持今天的议程。)

それって、どうなんでしょうか。
わたしも同感です。

3.反对、赞成的表达方式
反对
会话中反对对方意见时可用以下表达方式。
●对对方的意见表示怀疑
△うーん、そうなんですかね。
(哎呀,真是那样的吗?)
△それって、どうなんでしょうか。
(这个不太好吧?)
一般情况下,日语不使用像“わたしはそう思いません(我不那么认为)”、“その意見に反対です(我反对那个意见)”这种明确的
表达方式,而以提出疑问的方式表示不能赞成对方的意见。这种对对方的意见表示怀疑的表达方式还有以下几种。
△あー、そうなんですか。
(降调)(啊,是那样吗?)[表示不能完全接受]
△そういう考え方もあるかもしれませんが…。
(这或许也是一种考虑……)
△(その考え方について理解するのは)難しいですね…。
(这恐怕不好理解……)

●提出不同方案以示反对
提出不同方案,协商便会向建设性方向发展。
△うーん、わたしはこう思うんですが…。
(哦,我是这么考虑的……)

●先表示同意或同感,再指出问题
必须表明自己的反对意见时,可以先说“おっしゃることはよく分かるのですが”,再指出问题。指出问题时,最好避免断言“問題があります(有问题)”、“この場合は違う側面があります(这种情况下还有不同的另一面)”而要用下面那样的较为婉转的说法。
△おっしゃることはよく分かるんですが、コスト面に少し問題があるように思います。
(您说的我很理解,不过,我觉得成本上好像有点小问题。)
△確かにそのとおりなんですが、この場合はもう少し違う側面があるのではないでしょうか。
(确实是您说的那样,但这个情况下是不是还有不同的另一面呢?)

赞成
会话中赞成对方意见时可用以下表达方式。
●明确表示赞成
△わたしもそう思います。
(我也这么认为。)
△その意見に賛成です。
(我赞成您的意见。)

●暗示赞成
省略了“そう思います”、“賛成です”等。
△そうですねえ。やっぱりわたしも…。
(是啊,我也觉得还是……)

年がちょっと若いというだけで、奨学金がもらえないというのは気の毒ですし、その決め方は安易に過ぎるように思います。

4.~に過ぎる
“~に過ぎる”表示“过于……”,与“~過ぎる”(初级第44课)意思相同,但“
~に過ぎる”与有限的词语组成惯用表达方式,除了“安易に過ぎる”,还有“性急に過ぎる(过于性急)”、“拙速に過ぎる(过于求快)”、“早計に過ぎる(过于轻率)”等。
会議で十分に検討しないで実施するなんて、性急に過ぎる。
(不经过充分讨论就要实施,太性急了。)
一度試して失敗したからといって、そこであきらめるのは早計に過ぎる。
(虽说一度试行未果,但就这么放弃了还是过于轻率了。)

若い人にはまたのチャンスがあるということで、昨年はやむをえず…。

5.またの~
“また”是副词,用“またの+名词”的形式,表示别的、下次、其他的意思。
△では、またの機会にお会いできるのを楽しみにしています。
(那么,期待有机会再见到您!)
△またのお越しをお待ちしております。
(我等着您下次再来。)

でも、逆に若いからこそ、支援してあげるという考え方もあると思いますが…。

6.逆に
“逆”是名词,表示相反的意思,“逆に”用作副词。表示与预想或期待的相反。
健康のためにジョギングを始めたが、逆に腰を痛めてしまった。
(为了健康开始慢跑,结果反而伤了腰。)
相手をなだめるつもりで言った言葉が、逆に相手を刺激してしまったようだ。
(本打算安抚对方,可说出的话似乎反而刺激了对方。)

7.演讲经常使用的表达方式
演讲的流程

先是问候,然后说明自己的姓名,身份和现在的情况
△皆さん、こんにちは。わたしは、郭蓮蓮と言います。
(大家好!我叫郭莲莲。)
△中国の大連出身です。3か月ほど前に日本に来ました。現在、アルバイトをしながら日本語学校に通っています。
(我是中国大连人。3个月前来到日本,现在边打工边在日语学校学习。)

简单介绍下面将叙述的内容
演讲时,首先可用“~についてお話ししたいと思います”清楚地交代自己要讲的题目,如果想谈的主题有好几个,可用“まず、~からお話したいと思います”开头。
△まず、わたしと日本語との出会いからお話ししたいと思います。
(我想先说一下我是怎样和日语结缘的。)

最后向主办方等相关人员表示感谢
演讲的最后,习惯以致谢作为结尾。
△本日、このような機会を与えてくださった関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
(向今天给我这机会的主办方各位表示衷心的感谢!)
△ご清聴ありがとうございました。
(感谢现场的各位听众!)

心情变化的表达方式

●~ていきました/~ようになっていました/~ようになりました
△頻繁に漫画を読むうちに、日本語の文字にも自然に慣れていきました。
在频繁阅读中自然丽然地看惯了日语的文字。
△このように、わたしは、日本語の音声はアニメで、日本語の文字は漫画を通して親しむようになっていました。
(就这样,我用动漫倾听日语的语音,通过阅读漫画了解日语的文字,用这样的方式亲近了日语。)
△このころから、アニメや漫画をもっと楽しみたいという単純な気持ちに加えて、将来、社会に出た時に、日本語ができたほうが有利だという考えを持つようになりました。
(从那时起,在想欣赏更多动漫和漫画这种单纯的愿望之上,我又有了新的考虑:将来走上社会,学会日语肯定是有利的。)

提出自己观点的表达方式

●~といってもいいかもしれません/~といえるでしょう
●~ように思います/~ような気がします/~と思います
演讲中阐述自己的观点时,一般避免断言,多用“~といってもいいかもしれません”、“~ように思います”这类表达方式。
△時間に正確である。この点は日本人の特質の1つだといってもいいかもしれません。
遵守时间。这点或许可以说是日本人的特点之。
△昨年は暖冬だったといえるでしょう。
(去年可以称作暖冬吧。)
△両国の関係は、これまで良好だったといっていいように思います。
(我觉得两国关系到目前为止可以说是良好的。)

絵や漢字を頼りに、どうにかストーリーを理解することができました。

8.どうにか
何とか”与“どうにか”在很多情况下可以互相替换而意思差不多。但“どうにかする”与“何とかする”却有着微妙的区别。“どうにかする”表示处理问题,但其结果尚不讨论;而“何とかする”则表示想办法解决问题,含有对结果的重视。
家の前に、ごみが捨ててあって臭くてたまりません。どうにかしてください。(①)
我们家门口有人扔垃圾,恶臭难闻。请你们把它解决了。
来年の初めに選挙が予定されているので、ごみ問題は今年中に何とかしなければならない。(②)
(明年年初就要选举了,垃圾的问题今年之内必须解决。)
例①是自家前面被人扔了垃圾,说话人找到市政府有关负责人,要求予以解决。这时,“どうにかする”或“何とかする”都可以。例②是现任市长希望在明年举行的市长选举中连任,如果现在成为问题的垃圾问题不解决就会对选举明显不利,因此无论如何必须加以解决。在这种情况下,应该使用“何とかする”,而“どうにかする”则是不合适的。

例えば、ドアをノックする「トントン」や「ドンドン」、食器が割れる「ガチャーン」、大きな岩が転がる「ゴロゴロ」、人が走っている「ダッダッダッ」などです。(A)
また、日本人のお宅に招かれて、お土産を持っていった時のことです。(B)

9.名词谓语句的时态
口语
的原则是过去的事用过去形式,现在或将来的事用现在将来形式。但有时在名词谓语中也用现在将来形式叙述过去(中级第9 课)。例如上面的A句,先是说“ストーリーの理解に(擬音語が)とても役立っていた”,然后举出相关例子进行说明,因此也可以用过去形式。
例えば、ドアをノックする「トントン」や「ドンドン」、食器が割れる「ガチャーン」、大きな岩が転がる「ゴロゴロ」、人が走っている「ダッダッダッ」などでした。
(比如敲门时的“
トントン”、“ドンドン”,餐具摔碎时的“ガチャーン”,大块岩石滚落时的“ゴロゴロ”,人在跑步时用的“ダッダッダッ”等。)
また、日本人のお宅に招かれて、お土産を持っていった時のことでした。
(还有一次应邀去日本人家,我带了礼物送给他们。)

像课文中这样,把过去发生的事情以现在将来的形式表达,是用在“即使是说话人过去体验过的事情,但其性质直到现在仍未消失”的情形,多使用名词形式的谓语。

像A句那样举出多个拟声词、拟态词例子的情形,可以是过去,也可以是现在。B 句也是如此,其后的事情发生在带了礼品去访问日本人家的时候,而这个事实到现在仍未改变。因此,二者都可以说是“其性质直到现在仍未消失”的例子。
△当時とても困っていたわたしを助けてくれたのが田中さんです。
(在当时非常困难的状况下,给予我帮助的是田中。)
当時とても困っていたわたしを助けてくれたのが田中さんでした。
在当时非常困难的状况下,给予我帮助的是田中。
由于“助けてくれたのが田中さん”这一事实直到现在也并无改变,因此可以用现在将来形式。




对话解说2

将来、社会に出た時に、日本語ができたほうが有利だという考えを持つようになりました。

10.社会に出る
日语的“実社会”这个词指工作场所而非学校那样的学习场所,但有时“社会”也表示“実社会”的意思。“社会に出る”的“社会”用的就是这个意思,它表示在社会上有了工作或某种角色。“社会人”指在社会上工作的人。
社会は学校ほど甘くない。
(社会上可不像学校那么轻松。)
社会人になって最初にもらった給料で、両親に温泉旅行をプレゼントした。
(用走上社会后的第一笔工资请父母去温泉旅行了。)

日系の企業に勤めて、高い給料をもらいたい。そんな欲が出てきたのです。

11.欲が出る
“欲”表示欲望,有“欲が深い(贪得无厌)”、“金銭欲(金钱欲)”等用法。“出る”除了“外に出る(外出)”的意思外,还有“風が出てきた(起风了)”、“が出る(咳嗽)”等表示出现了某种现象或事物的用法(高级第16课)。“欲が出る”意思是自然生发出想拥有很多东西的欲望,和“意欲”等词的用法一样,多表示积极的意义、而“欲を出す”(中级第31课)意思则是把想得到很多东西的欲望以表情等表现出来,多用于贬义。
△太郎ったら、このところ、毎晩遅くまで勉強しているみたいなの。
(太郎这孩子,他
这阵子好像每天晚上学习到很晚呢。
——この間の試験の結果がよかったんで、欲が出てきたんじゃないか。
他上次的考试成绩不错,这让他有劲头了吧。
△投資では、欲を出すと冷静な判断ができなくなるといわれている。
一般认为,在投资上有了贪欲就无法做出冷静的判断。

一方で、日本語でコミュニケーションが図れるようになると、…

12.コミュニケーションを図る
“図る”表示计划、努力实现某个动作或行为,与“便宜”、“自殺”等特定词语搭配使用,如“便宜を図る(给予方便)”、“自殺を図る(试图自杀)”。“コミュニケーションを図る”表示通过努力实现交流、沟通。
△あの政治家は、ある企業に頼まれて、国から建築許可が下りるように便宜を図ったといわれている。
据说那位政治家受一家企业所托,为他们从国家获得建筑许可提供了方便。
△その俳優は自殺を図ったが、幸い一命は取り留めた。
那位演员曾试图自杀,但万幸保住了一条命。

彼女とわたしはとても気が合い、いっしょに勉強したり遊びに出かけたりして、現在も交流を続けています。

13.気が合う
“合う”表示两个事物很好地融合,用法有“このシャツにはストライプのネクタイが合う(这件衬衫适合配条纹领带)”、“服のサイズが合う(衣服的尺寸合适)”。
△わたしはあの人とは全然気が合いません。犬猿の仲なんです。
(我和他合不来,根本就是格格不入。)

イタリア人に陽気な人が多い理由もなんとなく分かったような気がします。

14.~に~が多い理由
“AにBが多い”的“に”表示范围,A与B的关系是A>B,意思是“作为A的一部分,B很多”。这个表达方式多使用“多い”、“少ない”等一类形容词。该形容词后面除了使用“理由”、“わけ”等名词以外,把小句名词化的“の”(初级第10课)也很常见。
△被災地に駆けつけたボランティアに関西出身の人が多いわけは、阪神淡路大震災と関係があるのかもしれない。
赶赴灾区的志愿者多是关西人的原因,大概跟发生过阪神淡路大地震有关。
△育児休暇制度を使う会社員に男性が少ないのは、この制度が日本の家庭のニーズに合っていないことが一因と考えられる。
利用“育儿假”的男性很少,其原因之一是这个制度不符合日本家庭的需要。

“AにBが~”作为句子使用时,一般要把“に”主题化,成为“には”的形式。
△あのチームには外国人選手が多い。
(那个球队里外国选手很多。)
△南国の果物には体を冷やす効果があるものが多い。
南方的很多水果有祛火的作用。
△聞こえのいいことばかり言う人には信頼出来できる人が少ない。
(净说好听话的人,很少有能值得信赖的。)

言葉を学ぶということが、こんなにも奥深いものだとは思ってもみませんでした。

15.~とは思ってもみなかった/~なんて考えてもみなかった
“~とは思ってもみなかった”、“~なんて考えてもみなかった”表示对已经形成的实际状态以前完全没有想到。用于“动词/一类形容词(简体形式)+
とは思ってもみなかった/なんて考えてもみなかった”、“名词/二类形容词+だ+とは思ってもみなかった/なんて考えてもみなかった”的形式。
△最初に会った時には、この人と結婚するとは思ってもみなかった。
刚认识的时候,根本没想到会和这个人结婚。
△まさか優勝できるなんて考えてもみなかった。
(真没想到还能获得冠军。)
△彼女の出身地がわたしと同じだなんて考えてもみなかった。
(真没想到她的籍贯竟然和我一样。)

言葉を学ぶ。そこには、その対象となる言葉の背景にある文化を知るという面があり、一方で、自分の国の文化、つまちわたしの場合は中国の文化を発信しているという面もあることを、身をもって学びました。

16.そこには
“そこには”表示场所,此外还有用“行为A。そこには~”的形式,即以动词基本形或名词提示“行为A”,然后再提示该行为中所含要素的用法。
△何かをしてみる。そこには、きっと新しい発見が待っているはずだ。
先做点什么。那里一定有新的发现在等着你。
△心の底から伝えたい強い思いを述べたスピーチ。そこには、聞く者に訴える力がある。
这是一场想从心底里表达强烈愿望的演讲。其中有一种打动听众的力量。

17.~という面があり、一方で、~という面もある
“面がある”表示有某个侧面的意思。
△彼女にはルーズな面があるが、性格はとてもいい。
她有做事情马马虎虎的一面,但性格很好。
△彼のやり方には反対する人が多いが、よい面もある。
他这种做法虽然有很多人反对,但也有好的一面。

表示一个事物有两个侧面时,可以用“~にはA面があり、一方、B面がある”、“~にはA面とB面がある”这样的说法。A、B是动词小句时,多用“という”构成“~にはAという面があり、一方、Bという面がある”、“~にはAという面とBという面がある”的形式。“一方”也可以是“一方で”的形式。
△すべての物事にはよい面と悪い面がある。
(所有事物都有好坏两个方面。)
△言葉を学ぶことには、その言葉の背景にある文化を学ぶという面があり、一方で、自分の国の文化を発信しているという面もある。
学习语言,既有学习该语言背景文化的一面,也在传播本国文化的一面。

另外,表示“一般认为某事物是A , 但也有B的一面”时,可以说“~にはA面だけでなく、B面もある”、“~にはAという面だけでなく、Bという面もある”。
△ゲームには悪い面だけでなく、よい面もある。
游戏不只有坏的一面,也有好的一面。

日本に来て、イタリア人の友達との出会いがあればこそ、このような体験ができたのだと思います。

18.~ばこそ
使用“动词ば形+こそ”的形式,强调理由。句尾多伴随“~のだ”。
△彼は優れた演奏家であればこそ、毎日の努力を怠らないのだ。
(正因为他是优秀的演奏家,所以才每天不懈努力。)
△信頼するあなたであればこそ、本当の事をお話したいと思うのです。
(正是因为信赖你,才想把事实真相告诉你的。)
“小句(简体形式)+から+こそ”的形式也表达同样的意思(中级第23课)。
△わたしは外国人であるからこそ、この国のよい点も悪い点もよく分かる。
(正因为我是外国人,对这个国家的优点和缺点才格外看得清。)

新出語彙3

なだめる[动2他] 安抚,安慰
しげきする(刺激~)[名・サ变他] 刺激
とくしつ(特質)[名] 特点,特性,特征
だんとう(暖冬)[名] 暖冬
じっしゃかい(実社会)[名] 现实社会
べんぎ(便宜)[名] 方便
じさつ(自殺)[名・サ变自] 自杀
ストライプ[名] 条纹
けんえん(犬猿)[名] 水火不相容,关系不好;狗和猴
はんしんあわじだいしんさい(阪神淡路大震災)[专] 阪神淡路大地震
いちいん(一因)[名] 一个原因
なんごく(南国)[名] 南国
きこえ(聞こえ)[名] 听起来,听上去
そこ(底)[名] 底
ルーズ[形2] 散漫,马马虎虎;松懈

けんえんのなか(犬猿の仲) 彼此关系如水火
きこえのいい(聞こえのいい) 好听的,顺耳的

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